いづこまでが夢なるか、分ちがたし

2026-09-22

コトナカレ

『夢幻の難、現に重ねて小さき惑い生ず。然れども幻はただの夢に過ぎず』

夢路(ゆめじ)より醒めて、その現(うつつ)ならぬ様を思えば、基となりし景色や事なども、確かに古きままに残る心地して、いと懐かしき余韻に浸るなり。

…然れども、心に小さき惑(まど)いの生じければ、良く良く思い返すに、全ては夢の中の幻にして、現(うつつ)の世には其(そ)の事の端(はし)だに無かりけり。