世の小さきに添わぬまで

2026-09-12

コトナカレ

『大足の難、フリマにて容易く解決思いのほか成り。それ鑑賞は別として、履けざれば履物に非ず』

足の大きき者にとって、履物選びは常に苦難の道なり。
店先を覗けば棚の端に僅かを残すのみ、買い求めんとすれば在庫の尽きること多し。

然れども、この規格外という負いは、フリマという市においては思わぬ利へと転ず。

市には、諸事情からなる、持て余したる靴が流れ来たる。
標準の寸法なれば瞬く間に売れ去るべしが、○○の大足たる寸法は買い手極めて少なし。

いかに飾りの美しきとて、愛でる品にあらざれば、履けぬ靴はただの置物と同義なり。