其処此処

其処此処(下書き)

余白と気配の物語:『其処此処』の冒頭(詩的散文)   其処にいたのか。   此処にいたのか。     風が通りすぎたあと、誰かの声が残っていた。   それは名を持たない、けれど確かに私の中にいた。   ひとつの影が、もうひとつの影を踏んで、   ...