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明け方、スマートフォンの画面が断続的に白く光っていた。見れば通知が百件を超えている。 グループチャットで、また誰かが変な動画でも送ったのかもしれない。そう思いながら画面を開くと、見たことのない通知が一番上に表示されていた。 『あなたに関連する可能性のある画像が公開されています』 ...
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ずっと愛用してきた「歩調器」が壊れたみたい。 いつものように目覚めて直ぐ、耳元にセットして起動してみたのだけれど反応がない。 とりあえず制服に着替えてみるものの、怖くて自分の部屋から出られない。焦る。 歩調器はなかなか高額なものだというのに、国内では着用率が90%を超えているそう...
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世の乱れ、人の心も荒れまさり、 頼むべき人を頼みがたく、 すがるべき手をも取り得ぬ世なり。 道行く人の哀れを誘ひ、 帰郷の路銀を乞ふ者あり。 その言葉を信じ、銭を恵みしに、 恩を仇にて返されぬ。 情けの心は欺きの糧となり、 残るは悔いと、人を疑ふ心のみ。 独り闇路をさまよひて、 ...
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風呂場で湯に浸かっていた。 体が温まってきたところで、少し体を起こしてマッサージをする。 再び深く沈み込む。 水面に向かって泡が「ぷくぷく」とのぼっていくのが見えた。 わたしの体にまとわりついていた泡のカプセルが立ち上っていく。 水の中から抜け出した泡は小さく「ぷちぷち...
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終わりの始まりを想ったのは いつの頃だったか それはもう 思い返せないが いつしか 歩んできた道の 確かにあった 別れ道すら 今はもう 確かではない 独り慎に 雨音を擬えるように 在ること無いこと その境目に佇めば つい今し方 瞬きの先に もう 暗闇しか視えなくもない