世の中には煮ても焼いても食えないヤツがいる そう思っていた頃が私にもありました
……………
舞台は伊座村の旧小学校跡地にできた宿泊施が舞台
ある日招き入れた詩人の青年、トモヤが村に住み着く。
彼が黄色い表示のキャンパスAiノートを開くと、たちまち村人の困りごとを解決してくれて、村に馴染むのに時間はかからなかった。
しかし、それと同時に奇妙なことが増えた。
隣の村から五人の子どもが行方不明、この村では飼い犬が全て消えた。
そして、駐在していた小学生の30代の教師が先日、行方不明となった。
たったの二ヶ月で何だかよくわからないうちに奇妙なことが続けて起きている。
恋人のエリカも小学生の教師をしていて、先輩の教師が突然姿を消したことに戸惑いと言い知れぬ恐怖を感じていた。
ある日トモヤはハルヒコに2日ほど村を離れると言って姿を消した。
彼もそのまま行方不明になるのではという不安があったが、そんな心配はやはり必要なかった。
建物の構造上、デッドスペースの空間がある。そこはトモヤには知られていないとおもっていたが、明らかにここを訪れ、そして拠点としていた形跡がある。
なぜなら、ここに黄色いノートが置いてある。
そこには隈なくこの村で置きた不可解な出来事の記録、計画案と実行履歴、そしてその結果が淡々と綴られていた。
この部屋では入り口の下駄箱付近が上から覗き見ることができる隙間が構造上ある。
そこでエリカがお帰りと声をかけ、それに爽やかに返事を返す声が続いた。智也が帰宅した。
……………
ノートが開かれておかれていた(ことから舞台は急展開)
急いで春彦は電話するがつながらない
待つことなく加藤に私の家に向かうように通話する
そして、少し深く息を震わせながら、もう一度エリカに通話した。
もうエリカの言葉を聞くことはできなかった。
トモヤの声が語りかける。
「悪いけど、ボクとしては早い行動に出させてもらった。キミの察している通りだよ。
…しかし、キミも早いね、もうパトカーの音が近づいて来てる。何か言い残したことはある?」
……………
警察署
そこには全てのトモヤの行動記録が残されている黄色いノート
彼は拘置所で証言した
「ノートが証拠?何を言っているんです?私は書いた覚えはありません」
嘘発見器は待ったか反応を見せない
「このノートは戦前、国から支給されたAiノートだ。利用者が学びたいことを記入すればそこから派生してあらゆる学問に精通していくという教師泣かせの優れもの。あらかじめ登録していた軍国主義思想により、若い兵士が生み出され、そして消えていった。キミはその禁じられたノートを誰から手に入れた?」
若い刑事が顔色を変えて戻ってきた
「たいへんです!ノートが!ノートの文字が消えていっています!」
(昔使われていたモンダイサクというAiノート 独立型Aiでネットワーク接続することなく使用できる)
思わずその場を離れたカトウ。若い刑事が一人、残された。
「…消えたんじゃない、受理されたんだ」
トモヤが静かに笑う。
「故に消えるのは当然でしょう?」
……………
ハルヒコが感じる。さほど離れていないところから自分をじっと見つめる視線を。
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