妄想話

夜を訪ねた一夜

夕暮れが迫れば吐く息の白さも暗闇に溶けていった。 大きな御神木を背にして、下から登ってくる小さな灯を待っていた。 大事な話と合わせて、何かでそれを形にしようと考えてみたものの、そのどちらも定まらぬままここにいる。 村人の先祖代々がどんなに遡ってもずっと昔から大きかったと言って祀ら...

妄想話

として、

ある朝。 なんて切りのいいタイミングなんてないさ でもその瞬間にゼロになった 戸惑いながらも生活は変えられない 心臓は急には止まらない お金も 関係性も ゼロになっちまったこの朝を テレビもネットニュースも 整合性チェックに大慌てで 玄関出て 決心して いくべき場所...